派遣社員の恋人が「時給1500円なんだ」と愚痴をこぼしていました。手取りは「15万」はもらえていると思いますが、平均よりどれだけ下回っているでしょうか…?
派遣社員の時給が1500円と聞いて、相場と比較して高いのか低いのか気になる人も多いでしょう。本記事では、派遣社員の時給相場や正社員の平均収入を紹介するとともに、派遣社員の収入をアップさせるためのポイントを紹介します。

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派遣社員の時給相場

派遣社員の時給は年々変動しており、ディップ株式会社の調査によると、全国平均は1528円です。前年よりも21円、前月比でも7円の増加を見せています。つまり、時給1500円で働いている派遣社員は、全国平均に近い水準であるといえるでしょう。
 
関東、東海、関西といった主要都市圏では、時給の相場に差があります。関東圏では平均時給が1664円と高く、東海圏は1420円、関西圏では1481円という結果です。関東圏の時給の高さが顕著です。
 
では、時給1500円で働いた場合の具体的な収入をシミュレーションしてみましょう。もし1日8時間、週5日、月20日働いた場合、月収は24万円です。さらに、年収に換算すると288万円です。
 

雇用形態別の賃金相場

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」をもとに、雇用形態別の平均賃金を表1にまとめました。
 
表1

正社員以外(全体) 正社員(全体)
20~24歳 19.48万円 22.87万円
25~29歳 21.64万円 26.36万円
30~34歳 22.14万円 29.41万円
35~39歳 22.05万円 32.70万円
40~44歳 22.06万円 35.46万円
45~49歳 21.77万円 37.45万円
50~54歳 22.22万円 39.43万円
55~59歳 22.17万円 40.48万円
60~64歳 25.69万円 34.93万円
65~69歳 23.17万円 31.27万円