牛丼といえばまっさきに吉野家の名前が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。コロナ禍の現代、飲食店は厳しい状態が続いていますが、吉野家は堅調に売上を維持しています。そんな吉野家の牛丼の原価率はいくらなのでしょうか。吉野家の最近の動向と原価率について考えていきます。

 

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コロナ禍でも売り上げをキープ

吉野家では、コロナ禍の社会の動きに連動した対応を行っています。例えば、3月には一斉休校に伴い「お子様の食事支援を実施」。4月には「牛丼テイクアウト15%オフキャンペーン」、「テイクアウト限定ファミリーセットの販売」を行うなど、食のインフラとなるべく、さまざまな支援策を考えてきました。また、店内飲食からテイクアウト・宅配路線への変更にも積極的に取り組んでいます。

そうした社会の動きに敏感に対応したのが功を奏してか、昨今、大小問わず多くの飲食店が売上の減少に悩まされているなか、吉野家は大きな下落を見せずに売り上げをキープしています。吉野家を経営する吉野家HD<9861>の場合、2020年5月の既存店売上高は、前年の同月比92.7%。数字的にはマイナス成長ではありますが、コロナ禍の他飲食店の数字を考えると、90%台で推移している状況は堅調といえるでしょう。

意外に高い?吉野家の牛丼の原価率

有価証券報告書によれば、2020年3月1日から5月31日までの売上高は369億8,100万円、原価は153億1,900万円でした。単純計算すると原価率は約38%となります。吉野家には牛丼以外のメニューもあり、メニューにより原価率の違いもありますが、この数字を牛丼にそのままあてはめた場合、牛丼の並盛は352円(税抜)なので、原価は約134円です。

では、個々の具材はどうでしょうか。牛丼のメインの具材はもちろん牛肉です。牛肉のランクにより超高級な牛丼を作ることも、リーズナブルな牛丼を作ることも可能になります。吉野家のようなリーズナブルな価格で食べられる牛丼で使われる牛肉はショートプレートという脂身が多いバラ肉。業者関連の話によれば、牛丼1杯あたりの牛肉は80円程度と推測されます。そのほか、玉ねぎとたれ30円程度、ご飯40円程度と考えると上記のデータともだいたい一致します。

ちなみに、牛丼並盛のカロリーは652Kcalでした。

家庭でも食べたい吉野家の牛丼

現在、吉野家の牛丼は店内飲食に限らず、オンラインショップやデリバリー、テイクアウトなど、さまざまな方法で食べることができます。ソーシャルディスタンスなどの関係により、店内飲食は難しいことも多々ありますが、こうした方法で、家庭での食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

コロナ禍でも売り上げをキープしている吉野家。時代とともに進化し続けるセールス手法、そして変わらない味は私たちの舌を楽しませてくれるでしょう。

文・しらいはるか

 

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