
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
一般的な医師の平均年収
厚生労働省が公表しているデータをもとに医師の平均年収を表1にまとめました。
表1
20~24歳 | 613万3800円 |
25~29歳 | 758万2900円 |
30~34歳 | 1021万1000円 |
35~39歳 | 1249万2300円 |
40~44歳 | 1532万7600円 |
45~49歳 | 1670万6600円 |
50~54歳 | 1876万2500円 |
55~59歳 | 1800万8800円 |
60~64歳 | 1793万7100円 |
65~69歳 | 1950万5100円 |
出典:出典:厚生労働省「内科医・外科医・精神科医 – 職業詳細」より筆者作成
医師の平均年収は20代前半では600万円台ですが、30代になると1000万円を超え、40代では1500万円以上に達します。また、50代では1800万円を超える水準となり、60代以降も高い年収を維持する傾向が見られます。65~69歳の医師の平均年収は1950万円を超えており、キャリアが長ければ収入が増加しやすい職業であることが分かるでしょう。
勤務医と開業医で収入に差はある?
医師としての働き方は、病院や診療所で勤務する「勤務医」と、クリニックなどを運営する「開業医」に分けられます。厚生労働省の資料によると、開業医の年収は勤務医の約1.7倍とされており、勤務医よりも大幅な収入です。
ただし、開業医には経営者としてのリスクも伴います。開業資金や設備投資の負担をはじめ、集患のための戦略、経営管理など、診療以外の業務が増える点も考慮する必要があります。