従来の健康保険証は2024年12月2日以降の新規発行されませんが、現在保有している保険証の有効期限内かつ2025年12月1日までであれば、現行の健康保険証の利用が可能です。
ただし、2025年12月2日以降は現行の健康保険証は利用できません。
「資格確認書」を利用する
「資格確認書」とは、マイナンバーカードを取得していない人やマイナ保険証を持たない人に対して、勤務先や各自治体などから無償で交付される書類です。「資格確認書」を医療機関などに提示すれば、自己負担割合がこれまで通り(3割など)で保険診療を受けられます。
マイナ保険証のメリット
マイナ保険証に対して不安を持つ人は少なくありませんが、マイナ保険証には通常の通院での使用以外の場面でもさまざまなメリットがあります。
厚生労働省によると、マイナ保険証を利用するメリットは次の4つです。
1.データに基づくより良い医療が受けられる
2.手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除
3.マイナポータルで確定申告時に医療費控除が簡単にできる
4.医療現場で働く人の負担を軽減できる
社会全体のデジタル化が進む中、将来的な利便性を考えて、今からマイナ保険証に切り替える選択も悪くはないでしょう。
まとめ
マイナ保険証に切り替えない場合でも、医療費を10割負担しなくても良い手段はあります。
友人が抱える不安には理解できる点もありますが、マイナ保険証にはさまざまなメリットがあります。もしかすると友人はマイナ保険証のデメリットのみを見聞きしており、メリットを理解していないのかもしれません。
いずれにせよ、正しい知識を得るとともに、安心して医療を受けられる環境を整えることが大事だと言えるでしょう。
出典
デジタル庁 資格確認書(マイナ保険証以外の受診方法)
厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー