「名古屋」に転勤になりました。家族がいるから正直、単身赴任はしたくないのですが、新幹線の「定期代」はいくらくらいかかりますか?
会社勤めをしていると、会社によっては遠くの地域へ転勤になることもあるでしょう。家族がいる場合は単身赴任することも選択肢のひとつになりますが、単身赴任をしたくない方も多いはずです。そのような場合、通勤手段として新幹線の利用があります。ただし、新幹線での通勤に対して懸念点となるのは定期代でしょう。   本記事では、東京~名古屋間の新幹線定期代のほか、新幹線を利用して通勤するメリットやデメリットについて解説します。

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東京から名古屋までの新幹線定期代

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)では、東海道新幹線で300キロメートル以内の新幹線停車駅の相互間で、定期券を販売しています。東京~名古屋間の経路は約360キロメートルです。そのため、東京~名古屋間の定期券を1枚のみでは発行できません。
 
実際に、新幹線定期券の料金一覧では、東京~豊橋間までしか記載されていません。東京~豊橋間の距離は約293キロメートルです。東京から名古屋まで新幹線で通勤するなら、東京~豊橋、豊橋~名古屋の2つに分けて定期券を購入しなければなりません。
 
なお、豊橋以外の駅を起点に定期券を分けることもできますが、定期代が高くなる可能性があります。
 
JR東海では通勤用の新幹線定期券を販売しており、1ヶ月用と3ヶ月用があります。東京〜豊橋間の新幹線定期券の料金は1ヶ月用で20万5060円、3ヶ月用で58万410円です。豊橋〜名古屋間であれば、1ヶ月用で6万8910円、3ヶ月用で19万6440円です。
 
そのため、東京~名古屋間の新幹線定期券の料金は、1ヶ月用で27万3970円、3ヶ月用で77万6850円となります。1ヶ月用の定期券よりも、3ヶ月用の定期券の方が4万5000円ほどお得になることが分かります。
 

新幹線通勤のメリット