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反則金とは? 罰金との違いを解説
「反則金」とは、比較的軽い交通違反に対して科される違反金の一種であり、そのなかでも「交通反則通告制度」に基づいた行政処分として科される過料(制裁金)のことです。
反則金は行政罰にあたるため、刑事罰には該当しません。反則金を納付することで刑事処分を免れます。
一方の「罰金」も違反金の一種ですが、こちらは刑事責任が問われる「刑事罰」です。懲役刑や禁固刑と同様の刑事責任が問われ、罰金が科されると前科もつきます。
反則金を支払わないと前科がつく可能性がある
交通違反を起こすと警察官から交通反則告知書とともに「反則金仮納付書」が手渡されます。反則金が科された場合、定められた金額を納付することで手続きは終了します。ただし、反則金を納付しないと刑事手続きが進められます。
反則金は分割納付には対応しておらず、一括で支払うことになるため、なかにはお金がなくて支払えない人もいるかもしれません。
反則金を納付せず、仮納付書の期限が過ぎてしまった場合は通告書と納付書が届き、さらに無視を続けると違反を検察庁(または家庭裁判所)に送致され、最終的には刑事手続きに移行し、刑事裁判になる可能性もあります。
交通違反で前科がつかないようにするためにも、どうにかお金を工面して反則金を確実に納める必要があるのです。