毎日「片道40分」の車通勤だったけど、今月から「在宅勤務」に! 友人に「車の保険が安くなっていいね」と言われたけど、本当に安くなるの? 保険料のしくみを解説
毎日の通勤で車を使用する人は、在宅勤務に変わると車の使用頻度が一気に減ります。   例えば、月20日の勤務日に会社まで片道約25キロメートルの道のりを通勤していたとすると、月に1000キロメートル、年間では1万2000キロメートルも走行距離が短くなります。   車の使用頻度が減り、走行距離が短くなることで、保険料はどのように変わってくるのでしょうか。本記事で解説します。

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自動車保険の保険料の算出ポイント

損害保険料率算出機構によると、自動車保険は下記のポイントで保険料を算出しています。


1.過去の事故歴(ノンフリート等級)
2.自動車の型式(型式別料率クラス)
3.運転者の年齢
4.地域
5.走行距離
6.自動車の用途

このうち、車を使用する人の年齢や運転年数・違反有無によって変わるものが「過去の事故歴(過去の事故歴)」「運転者の年齢」の2つです。年月を重ねるごとに保険料が変わるため、今すぐ変更できるものではありません。
 
「型式別料率クラス」は車両の型式で異なり、「地域」は運転する地域で異なります。車を変えない・引っ越さない限りは、こちらを起因として保険料が変わることはありません。
 
通勤で不要となり使用頻度が減ることで「走行距離」と「用途」が変わり、自動車保険の保険料が大きく下げられる可能性があります。
 

年間走行距離が減ると翌年の保険料が下がる

なぜ、年間走行距離が減ると保険料に関係してくるのでしょうか?
 
年間走行距離が短いということは、車を運転する時間が短いということです。つまり、車をよく運転する人よりも事故に遭う確率が減るため、保険料が下がるのです。
 

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