
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
民間企業の平均年収
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」を参考に、民間の事業所に勤める人の平均年収を雇用形態別に図表1にまとめました。
図表1
全体平均 | 正社員のみ | 正社員以外 | |
---|---|---|---|
平均年収 | 459万5000円 | 530万3000円 | 201万9000円 |
出典:国税庁「令和5年民間給与実態統計調査」を基に筆者作成
この結果から、雇用形態による平均年収の違いが大きいことが分かります。正社員以外を基準に見ると、全体平均や正社員のみの平均年収とは倍以上の差があります。
同調査では、年齢階層と男女別の平均年収も調査されています。20代における男女別の平均年収を、図表2にまとめました。
図表2
20~24歳 | 25~29歳 | |
---|---|---|
男女計 | 267万円 | 394万円 |
男性のみ | 279万円 | 429万円 |
女性のみ | 253万円 | 353万円 |
出典:国税庁「令和5年民間給与実態統計調査」を基に筆者作成
同調査によると、平均年収は50代まで右肩上がりで上昇しており、55~59歳における平均年収は545万円とされています。また、年収階級別の構成割合が多い上位3つの階級を図表3にまとめました。
図表3
200万円超300万円以下 | 300万円超400万円以下 | 400万円超500万円以下 | |
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構成割合 | 14% | 16.3% | 15.4% |
出典:国税庁「令和5年民間給与実態統計調査」を基に筆者作成
本記事のタイトルにある年収250万円の構成割合は14%となっており、全体で3番目に多くの割合を占めていることが分かりました。