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洗濯にかかる水道代と電気代
洗濯1回当たりの電気代や水道代は、各家庭における電気料金や水道料金の単価のほか、使用する洗濯機のタイプや機種によって異なります。洗濯機のタイプは大別すると、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の2種類です。
パナソニック株式会社が発表しているデータを参考に、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機における洗濯1回当たりの水道代と電気代を表1にまとめました。
表1
A(ドラム式洗濯機) | B(縦型洗濯機) | |
---|---|---|
水道代 | 約22円 | 約40円 |
電気代 | 約2.2円 | 約3.1円 |
合計 | 約24.2円 | 約43.1円 |
出典:パナソニック株式会社「ドラム式と縦型 電気代・水道代の違い」を基に筆者作成
この結果から、縦型洗濯機はドラム式洗濯機に比べて、洗濯1回当たりにかかる費用が2倍ほど高いことが分かります。ただし、この結果はあくまで特定の機種による比較です。電気と水道の料金単価や比較する洗濯機の機種によっては、縦型洗濯機の方が費用が安くなることもあるでしょう。
前述したドラム式洗濯機を使用して、毎日1回洗濯する場合にかかる費用は年間(365日)で約8833円です。3日に1回洗濯する場合は年間の洗濯回数が121回になるため、費用は年間で約2928円になります。毎日1回洗濯する場合に比べて、3日に1回の洗濯では約5905円の節約になります。
前述した縦型洗濯機の場合、毎日1回洗濯する場合にかかる費用は年間で約1万5732円です。3日に1回、年間で121回洗濯する場合の費用は約5215円です。つまり、縦型洗濯機で3日に1回洗濯する場合は毎日洗濯する場合に比べて、約1万517円の節約になります。
洗濯1回当たりの費用が高い分、ドラム式洗濯機よりも縦型洗濯機の方が節約できる金額は高くなっています。