冬は「床暖房」を1日8時間使用! 光熱費が気になるけど「コタツ」のほうが安上がりなの? 電気代を比較
冬になると、足元の冷えに悩まされる人は多いのではないでしょうか。暖かい空気は上にいき、冷たい空気は下にたまりやすい性質があるため、エアコンをつけていても足元がひんやりと感じられることがあります。そのため、冬はエアコンより床暖房を使用している人もいるかもしれません。   しかし、床暖房を毎日8時間利用するとなると、光熱費がかさみます。また、広範囲をじんわりと温める床暖房では、冷え切った足元をピンポイントで温めるにはやや物足りないと感じる場合もあるでしょう。   コタツは、床暖房に比べ消費電力が少ないため、コスパの高さが魅力の1つです。では、コタツと床暖房では光熱費にどれくらいの差があるのでしょうか。本記事では、コタツと床暖房の光熱費を比較し、新しくコタツを購入した場合の初期費用や、コタツのメリット・デメリットについて解説します。

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コタツのランニングコストは? 床暖房と比較

それではまず、コタツを1日8時間使用した場合の電気代について検証しましょう。
 
コタツは出力設定によって電気代が変わります。一般的な商品として、ニトリのコタツテーブル「NV02 105 MBR」を例にすると、1時間あたりのランニングコストは「強」で約9円、「弱」で約3.4円です。1日8時間、1ヶ月(30日)使用した場合は、「強」で約2160円、「弱」で約816円となります。
 
次に、床暖房の1時間あたりのランニングコストを約35円として計算すると、1日8時間、1ヶ月(30日)使用した場合、約8400円です。比較すると、コタツのほうが約74~90%安くなる結果となりました。
 
新しくコタツを購入する場合、本体価格とコタツ布団を合わせて約3万円かかったとしても、光熱費の差額から約4~6ヶ月で回収できる計算になります。コタツをワンシーズンで買い替えるなどしない限り、2年目以降、初期費用を回収した後は、節約効果を実感できるでしょう。
 

コタツのメリット・デメリット