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救急車1台当たりの費用は驚くほど高い
人の命を助ける救急車の大部分は「高規格救急車」と呼ばれ、さまざまな処置をする設備が整っています。
救急車1台当たりの費用は、自治体によって異なるものの、例えば、熊本市で使用されている救急車は約2900万円です。一方で、使用目的に応じた救急車も存在しています。
表1
陰圧式救急車 | 約8600万円 |
EV救急車 | 約8100万円 |
特殊救急車II型 (スーパーアンビュランス) |
約7900万円 |
高度救急救護車 | 約4282万円 |
乗りものニュース、OSAKAかなん議会ニュースを基に筆者作成
しかし、表1のような救急車はまだ、台数としては少ないのが実情です。
救護所としても使用できる特殊救急車II型(スーパーアンビュランス)は、2023年7月時点で、東京消防庁で1台、高度救急救護車は京都市消防局が保有しています。
令和5年4月時点での救急車の台数は、全国で6591台でした。このうち6479台が高規格救急車です。そのため、救急車の一般的な価格は、熊本市の約2900万円程度と考えられます。
救急車に搭載された医療設備とは?
救急車は、救急搬送するだけでなく、車内でできるだけの処置を続けながら患者を病院へ運ぶ使命があります。そのため、人命救助に必要となる以下のような特別な医療設備が搭載されているのです。