定年後にスーパーの鮮魚部門で働く場合、資格は必要?収入はどのくらい?
定年後の新しいキャリアとして、趣味の釣りを生かしてスーパーの鮮魚部門で働きたいと考えている方も多いのではないでしょうか。   近年、定年後の再就職先としてスーパーの鮮魚部門が注目を集めています。趣味や経験を生かしながら健康的に働き続けられる環境が整っていることから、セカンドキャリアとして人気が高まっており、特に魚に関する知識を持つ方にとってやりがいのある職場です。   今回は、スーパーの鮮魚部門で働くために必要な資格や収入について、詳しく紹介します。

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必要な資格と求められるスキル

スーパーの鮮魚部門で働くために、法的に必要な資格はありません。ただし「食品衛生責任者」の資格は、食品を扱う施設に最低1人の配置が求められています。取得には1日の講習受講と受講費用が必要です。この資格を保有することで手当が付くケースもあるでしょう。
 
スーパーの鮮魚部門で求められる主要なスキルには、包丁技術、目利き力、衛生知識、接客力などがあります。
 
包丁技術は、魚のさばき方や三枚おろしなど基本的な手順から、より高度な技術まで段階的な習得が必要です。多くのスーパーでは、経験豊富な先輩社員による丁寧な技術指導制度が整っているため、未経験者でも安心して学べる環境が整備されています。
 
魚の目利きは経験を重ねることで磨かれるスキルなど、エラの色や目の透明感、身の締まり具合などから鮮度を見極める判断力が必要です。また、食品衛生の知識は食中毒予防の観点から不可欠で、適切な温度管理や清潔な作業環境の維持に関する理解が求められます。
 
接客面では、魚の旬や調理方法、保存方法などについて的確なアドバイスができる能力が期待されます。顧客の要望に応じて商品を勧めたり、調理のコツを説明したりするなど、専門知識を生かした接客スキルが重要といえるでしょう。
 

収入について