夜のゴミ出しは、「廃棄物処理法」と「軽犯罪法」という2つの法律に違反する可能性があります。
 
廃棄物処理法とは、廃棄物の処理や保管、処分に関する法律です。同法第16条では、「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」と定めており、ルールを順守しないゴミ出しは違法とみなされます。廃棄物処理法に違反する場合は、「5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金」が科される可能性があります。
 
軽犯罪法とは、比較的軽い秩序違反に対して刑罰を科す法律のことです。軽犯罪法第1条27号では、「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」と定められており、違反した場合は1000円以上1万円未満の金銭的納付、もしくは勾留となるため注意してください。
 

朝の時間帯にゴミ出しができない人の対処法

朝の時間帯にゴミ出しができない人の対処法を紹介します。
 

処理施設に直接持ち込む

自治体のゴミ処理施設に直接ゴミを持ち込んで、処分してもらう方法があります。
 
例えば、さいたま市では、燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ゴミの持ち込み処理に対応可能です。令和7年の料金は10キログラムまでは無料、以降10キログラム増えるごとに110円上がります。
 
東京の調布市や三鷹市を管轄する「クリーンプラザふじみ」では、10キログラムにつき350円の廃棄物処理手数料を支払えば、燃えるゴミの処理を依頼することが可能です。
 
神奈川県相模原市でも、一般ゴミの持ち込み処理に対応しており、10キログラムにつき240円の手数料が発生します。
 
全ての自治体や施設でゴミの持ち込みを受け入れているわけではないため、対応しているかどうかを事前に確認してください。
 

24時間ゴミ出しできる住宅に引っ越す

アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる場合は、ゴミ出しについて独自のルールを設けているケースもあります。敷地内にゴミステーションを設置しているので、仕事などで朝ゴミ出しができない人は、24時間いつでも好きなタイミングでゴミを出せる物件がおすすめです。
 
ただし、一般的な物件の賃料よりも割高に設定されているケースもあることに留意しましょう。
 

ゴミ捨てのルールを守って正しく処分しましょう