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乗車以外の目的で改札内に立ち入る場合は「入場券」が必要
電車を利用する以外の目的で改札内に立ち入る場合は「入場券」の購入が必要です。
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の「旅客営業規則第294条」によると、「乗車以外の目的で乗降場に入場しようとする場合は、入場券を購入し、これを所持しなければならない」と定められています。これは、利用したい駅を通過する定期券を持っている場合でも同様です。
なお「入場券」とは、お見送りやお出迎え、テナントの利用など電車を利用しない際に改札を通るために必要な券で、電車の利用はできません。もし入場券を使用して電車に乗った場合は、別途料金を支払う必要があります。
入場券の料金
入場券の料金は、利用するエリアによって異なります。エリアごとの利用料金は表1の通りです。
表1
入場券発売エリア | おとな | こども |
---|---|---|
東京の電車特定区間内 | 150円 | 70円 |
大阪の電車特定区間内 | 140円 | 70円 |
名古屋地区の鉄道駅バリアフリー料金を収受する区間内 | 160円 | 80円 |
上記以外の本州3社内及び小倉駅・博多駅 | 150円 | 70円 |
JR四国 | 190円 | 90円 |
JR九州 | 170円 | 80円 |
JR北海道 | 200円 | 100円 |
出典:東日本旅客鉄道株式会社「きっぷあれこれ 入場券」を基に筆者作成
また、東日本旅客鉄道株式会社によると「JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本の全駅、及びJR九州の小倉駅、博多駅では入場券の使用時間が発売時刻から2時間以内」となっているようです。2時間を超える場合は、超過時間に応じて追加料金が必要です。
毎日のランチで改札内の飲食店を利用する方は、JRの一部駅で販売している「定期入場券」の購入をおすすめします。定期入場券は、1ヶ月間有効です。