「日経平均株価」の買い時はいつ?レンジ相場の今、投資家が注視すべきポイント
2024年から新NISAが始まり、株価についてもっと知りたいという人も増えたでしょう。日経平均株価では現在レンジ相場が続いており、投資のタイミングを見極めるのが難しい状況です。   テクニカル分析をもとに、今後の株価の行方を探ります。今は「買い時」なのか、それとも様子見が賢明なのか? 投資家が注視すべきポイントを解説します。今回も日経平均株価を題材に学んでいきましょう。

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チャート環境の確認

まず、チャート環境の確認です。
 
図表1 日経平均株価(日足)

※TradingView提供(解説を目的に使用しております)
 

(1)水平線(上値抵抗線と下値支持線)を引く

上:4万200円近辺に上値抵抗線を引き、下:3万7700円近辺に下値支持線を引きます。日経平均株価は、昨年来、このレンジ内で動いています。その真ん中の3万8900円近辺にも、中央値として水平線を引きます。
 

(2)上値と下値のトレンドラインを引く

チャート画面にあるように、上値と下値のトレンドラインを引きます。日経平均株価のトレンドについては、斜め右方向に上がる軌跡をイメージします。
 

(3)移動平均線の位置を確認する

現在の移動平均線の軌跡を確認します。直近では50日移動平均線、200日移動平均線ともにほぼ横ばいで推移しており、現在のローソク足は200日移動平均線がサポート(下値支持線)、50日移動平均線が抵抗(上値抵抗線)になっていることが分かります。
 

(4)インジケーターを確認する

チャート下段には、スロー・ストキャスティクスというインジケーターを表示しています。現在の位置は、割安水準から脱しようとしている動きです。これは、割安であるため「買い」が入っていることを示しています。
 

(5)総合評価