来月「品川」から「横浜」に引っ越す予定です。今は「Suica」の定期券を使っているのですが、「PASMO」への変更は必要でしょうか?相互利用が可能とのことですが、違いが気になります。
カードをかざすだけで簡単に改札を通過できる「Suica」と「PASMO」ですが、どんな違いがあるのでしょうか。利用できる範囲に大きな違いはありませんが、発行会社や貯まるポイントなど異なる点も存在します。   当記事では、「Suica」と「PASMO」の違いやメリットなどについて解説します。

▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認

「Suica」と「PASMO」の違い

「Suica」は鉄道やバスだけでなく、買い物などでも使える東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)のICカードです。
 
「Suica」の発行枚数は2024年6月末時点で1億枚越えといったデータもあるほど、幅広い人々に利用されています。鉄道の利用などで貯めた「JRE POINT」は「Suica」へのチャージに使えるほか、商品への交換や駅ビルでの支払いなどに利用可能です。
 
一方「PASMO」は、きっぷとして使えるのはもちろん、電子マネーとして買い物の支払いにも利用可能な株式会社パスモのICカードです。「PASMO」の流通枚数は2024年5月時点で4000万枚以上というデータがあります。私鉄などを利用する頻度が高い人は、各事業者のポイントが貯まる「PASMO」の方がお得なのも特徴のひとつです。
 

「Suica」と「PASMO」は相互利用が可能

「Suica」と「PASMO」は相互利用ができます。しかし私鉄だけの定期券を「Suica」で購入することはできないほか、JR東日本の路線を含まない他社線のみの利用も原則としてできないため、注意が必要です。
 
品川から横浜への引っ越しに伴い、上記に該当する場合は「カードの交換」が必要になります。通勤や通学などの経路も考慮して、交換などの対応が必要なのかを事前に調べておくとよいでしょう。
 

「Suica」は今後10年でさらなる機能拡充を計画