
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
学歴と年収はどれくらい関係ある?基本データをチェック
まず、学歴と年収の関係を示す基本的なデータを確認しましょう。厚生労働省が発表している「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)」によると、最終学歴による初任給の違いは以下のとおりです。
●高校卒業:16万7400円
●短大・高専卒:18万3900円
●大学卒業:21万200円
●大学院(修士)卒:23万8900円
このように、スタート時点から学歴による収入差が存在しています。そしてこの差は、長いキャリアを通じて積み重なっていくのです。
高卒・大卒・院卒の生涯年収はどれくらい違う?
独立行政法人労働政策研究・研修機構 「ユースフル労働統計2024」によると男女別に見た学歴ごとの平均的な生涯年収は以下のとおりです。
【男性の生涯年収】
●高卒:約2億880万円
●短大・高専卒:約2億3300万円
●大卒:約2億5100万円
●大学院卒:約3億460万円
【女性の生涯年収】
●高卒:約1億5440万円
●短大・高専卒:約1億7570万円
●大卒:約2億190万円
●大学院卒:約2億5480万円
男女共通して、大卒・大学院卒は高卒に比べて生涯で5000万円〜1億円ほど多く収入を得ているというデータがあります。これは単純に年収だけでなく、役職・昇進・福利厚生なども影響しています。