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在宅勤務でも子どもを見ながら仕事をするのは難しい
「在宅勤務であっても、子どもを自宅で見ながら簡単に働けるわけではない」というのが当事者たちの声です。オクシイ株式会社の調査によると、未就学児を持つ親の約9割が、子どもと一緒に在宅ワークをすることに「困っている」と回答しています。
最も多かったのが、「仕事ができない・集中できない」という回答です。ほかにも、「子どもにTVやタブレットで動画などを長時間見せていることに罪悪感がある」といった悩みが挙げられています。
1歳や2歳の子どもからは特に目が離せません。静かに遊んでくれる時間は限られ、おむつ替えや食事の世話、昼寝の寝かしつけなど、細かい対応が必要です。テレビやおもちゃで気を引いたとしても、急に泣き出したり、危険な行動を取ったりすることもあります。
子どもにもよりますが、もう少し成長したとしても、子どもが1人で長時間遊べるわけではありません。親が近くにいることで、どうしても「自分に構ってほしい」という気持ちが出てくるため、仕事をしていても頻繁に呼ばれる状況になります。
在宅勤務で大きな課題となるのが、会議や打ち合わせです。ビデオ会議の最中に子どもが部屋に入ってくるのではないかと気になり、会話に集中できないこともあります。特に、大事なプレゼンテーションがある場合などは、子どもをどうするかを事前に考えなければならず、結局仕事に十分な時間を割くことが難しくなってしまう可能性があるのです。