
▼住宅ローンは「繰上げ返済」すべき? メリットについて解説
頭金はどの程度用意するのが一般的?
頭金とは、住宅ローンを利用して家を購入する際に、一定の割合で用意しておく自己資金のことです。住宅ローンの借入額を減らす役割があります。
物件の購入価格の1割から2割程度の頭金を用意するのが一般的です。住宅金融支援機構の「2023年度 フラット35利用者調査」によると、注文住宅の平均頭金はおよそ699万円で、物件価格に対する割合は18.1%との調査結果があります。
注文住宅は建売住宅や中古物件に比べて割高になる傾向にあることから、ある程度まとまった頭金を用意したいと考える人も多くいるかもしれません。ただし、実際には頭金ゼロで住宅ローンを組むこともできるため、自己資金がないからといってマイホームの購入を諦める必要はありません。
頭金ゼロで住宅を購入するメリット
頭金ゼロで住宅を購入するメリットを詳しく解説します。
頭金がたまるまで待つ必要がない
頭金ゼロで住宅ローンを組めば、お金がたまるまで待つ必要がないため、早いタイミングで理想の住まいを購入できます。住宅や土地との出会いは一期一会とも表現されることもあり、理想の家を買い逃さずに済むことも大きなメリットの一つです。
家賃にかけるコストを住宅の購入費に充てられる
賃貸住宅に住みながらマイホームの頭金をためる場合、その間は家賃が発生することになります。例えば家賃15万円の物件なら、年間180万円もの家賃を支払わなければなりません。頭金なしで住宅を購入すれば、家賃流出を抑えられます。