空き地の活用方法に困っています。 「トランクルーム」を経営する場合、どこかの管理会社が対応してくれるのでしょうか?
近年、少子高齢化や都市部への人口集中により、空き地の増加が問題となっています。一方で、住居スペースの不足や企業の倉庫ニーズの高まりから、トランクルームの需要が拡大しています。土地オーナーにとっては、「トランクルーム経営」が魅力的な選択肢となるでしょう。   この記事では、トランクルーム経営の基本的な仕組みや管理会社の役割、経営成功のポイントを紹介します。

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トランクルーム経営とは?

トランクルーム経営とは、空き地にコンテナや倉庫を設置し、個人や法人に収納スペースを貸し出すビジネスです。初期投資が比較的少ないため、土地活用の方法として人気が高まっています。
 

トランクルームの種類

トランクルームには大きく分けて「屋外型(コンテナ型)」と「屋内型(ルーム型)」の2種類があります。

●屋外型:低コストで導入しやすいが、温度・湿度管理が難しい
●屋内型:屋内のためセキュリティーや空調管理に優れるが、初期投資が大きくなる

都市部では屋内型のトランクルームが多く、郊外では比較的安価に設置できる屋外型が主流です。
 

トランクルーム経営の運営方式と管理会社の役割

トランクルーム経営には、主に3つの運営方式があります。それぞれの特徴は次の通りです。
 

事業用定期借地方式

「事業用定期借地方式」は、土地オーナーがトランクルーム事業者に土地を貸し、賃料を受け取る方式です。事業者が建設・運営を行うためオーナーの負担は少ないですが、地代収入が中心で、収益は限定的です。
 

リースバック方式

「リースバック方式」は、土地オーナーがトランクルームを建設し、リースバック業者に一括で貸し出す方式です。空室でも賃料を受け取れますが、手数料が割高なため、収益性は業務委託方式よりも低くなる場合があるでしょう。
 

業務委託方式