洗濯は「夜」派? 「昼」派? 「洗濯+乾燥」の電気料金を比較
洗濯は「夜」にするべきか、「昼」にするべきか、迷う方もいるでしょう。電力会社には時間帯によって電気代が異なるプランもあるため、利用した場合どの程度お得になるのかも気になるところです。   そこでこの記事では、「洗濯+乾燥」にかかる電気代と時間帯別の電気料金を解説します。さらに、夜に洗濯するメリットやデメリットもご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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「洗濯+乾燥」の電気料金

洗濯と乾燥にかかる電気料金を見ていきましょう。電気料金の単価には公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価31円/キロワットアワーを使い計算します。なお今回は、洗濯機と乾燥機の消費電力は約890ワットアワーと仮定します。
 
計算式は「890ワット÷1000×31円」です。
 
計算すると、1回当たりの洗濯から乾燥にかかる電気代は、約28円となりました。洗濯乾燥機を毎日使用した場合、1ヶ月当たり約840円、1年当たり約1万80円の電気代がかかる可能性があることが分かります。
 

時間帯別の電気料金

時間帯別の電気料金は、契約している電力会社やプラン内容によって異なります。ある電力会社の時間帯別の料金単価は、表1の通りです。
 
表1

時間区分 1キロワットアワー当たりの料金単価
10時~17時 ・夏季:33.57円
・そのほかの季節:27.71円
8時~10時
17時~22時
26.03円
22時~翌朝8時 14.59円

※筆者作成
 
電力会社の料金を確認したところ、夜の22時〜翌朝8時までの料金単価が最も安く14.59円だと分かりました。最も高いのは10時〜17時の時間帯で、夏季はさらに高くなるようです。
 
このことから、22時以降に洗濯すると11.44円〜18.98円の節約につながる可能性があるでしょう。1ヶ月に換算すると、約343円〜約569円、年間で約4116円〜約6828円の節約になる計算です。電気代を節約したい方は、22時以降に洗濯するとよいでしょう。
 
ただし、電力会社やプランによってはこの通りにならないため、注意が必要です。
 

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