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桜を一般的な住宅の庭で見かけない理由
まずは、桜を一般的な住宅の庭で見かけない理由を解説します。街中には多くの桜が植えられているのに、どうして庭には植えられていないのでしょうか。
根が大きくはる
実は、桜は生長スピードが早い木として知られており、人気の「ソメイヨシノ」は数年間で高さが5メートル以上に生長します。広い範囲に大きく根をはるため、場所によっては、隣の家の敷地や道路にまで広がってしまいます。
家の壁から5メートル以上離して植えないと、家の基礎の下まで根をはって家自体を壊してしまう危険があるため、大きい庭でないと桜は育てられないのです。
害虫の被害にあいやすい
桜は害虫が好む環境で育つため、葉桜の時期には毛虫が大量発生します。毛虫がつく前に剪定することが大切なのですが、桜はとてもデリケートな植物で、剪定は難しいといわれています。
落ち葉や花びらの掃除が大変
桜は落葉樹なので、秋にはすべての葉を落とします。春には多くの花びらが舞い、桜の時期が終わると、次は花柄(かへい)と呼ばれる軸の部分が落ちるため、年間を通して掃除が大変です。
また、落ちた花びらや葉によって隣家の排水溝を詰まらせてしまうと、ご近所トラブルに発展する可能性があります。