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「納豆ご飯1杯」と「食パン1枚」の単価はどちらが安い?
まずは、納豆ご飯とパンの単価を比較してみましょう。あるネットスーパーでは、以下のような価格で販売されています。
●納豆(3パック入り):85円(税込み)
●米(5キログラム):4309円(税込み)
●食パン(6枚入り):214円(税込み)
米1合は約150グラムで、炊くとお茶わん約2杯分のご飯になります。米5キログラムだと約33合分になるため、4309円の米を購入した場合、お茶わん1杯分当たりのコストは約66円です。納豆は1パック当たり約28円なので、米代とあわせると約94円になります。
一方、食パンは1枚当たり約36円なので、納豆ご飯と食パンの単価を比較すると、食パンの方が58円ほど安く済む計算になるでしょう。1ヶ月に換算すると、食パンの方が1700円以上の節約になります。ただし、食パンには何もつけずに食べる想定で計算しているので、ジャムやバターなどをつけて食べる場合はもう少しコストがかかるでしょう。
炊飯器とトースターにかかる電気代も比較
ご飯を炊くための炊飯器と、パンを焼くためのトースターには電気代もかかるため、そちらも比較してみましょう。
1回の炊飯にかかる炊飯器の消費電力を約158ワットアワーとします。電気代は「消費電力(ワットアワー)÷1000×1キロワットアワー当たりの電力量単価」で算出でき、電力量単価を公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーで計算すると、以下のようになります。
158ワット÷1000×31円/キロワットアワー=約5円
納豆とご飯にかかるコストとあわせると約99円です。
トースターの電気代も同様に計算していきます。例えば、消費電力1200ワットのトースターで3分間パンを焼く場合にかかる電気代は以下の通りです。
1200ワット÷1000×0.05時間×31円/キロワットアワー=約1.9円
食パンにかかるコストとあわせると約38円になるので、朝ご飯は食パンにした方が安く済むと考えられます。ただし、ご飯は1回の炊飯でお茶わん2杯分炊けるので、残った分を夜ご飯として食べたり、冷凍して後日食べたりすることが可能です。