ランチ代に「1000円」は出せる? 社会人のランチ事情を解説
ランチに「1000円」をかけるのは普通なのでしょうか?近年、外食の頻度や支出の傾向が変化し、社会人にとってのランチ代は重要な経済的要素となっています。この記事では、社会人のランチ代の平均額や外食率、そして1000円という金額がどのような位置づけにあるのかを解説していきます。

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ランチの外食率はどれくらいか

まずは、社会人のランチでの外食率を見てみましょう。マイボイスコム株式会社が2023年9月に実施した「外食に関するインターネット調査」によると、週1回以上の頻度でランチを外食で取る人の割合は26.4%でした。
 
また、年間で1回以上、ランチを外食で取る人の割合は81.4%にも上り、多くの社会人が外食でのランチを経験していることが分かります。
 

ランチ代の支出傾向

株式会社エデンレッドジャパンが行った「ビジネスパーソンのランチ実態調査2024」の調査によれば、ランチ代の全体平均は424円でした。これは自炊も含めてかかる費用の平均で、2年連続で過去最高額を更新しました。「外食店内での食事」の平均額は929円という結果でしたが、2年前の調査結果は、705円であり、たった2年で200円以上も高くなったのです。
 
これらのことからも、外食やデリバリーを利用する際の費用が、生活費の中で相対的に占める割合が高くなってきていることが分かります。実際に「節約を意識している」と答えている回答者は、全体の8割を超えていました。
 
さらに、この1年間で勤務日に使えるランチ代に変化があったかを尋ねると、約3人に1人(32.5%)が「減った/やや減った」と回答しています。つまり、円安や物価高騰でランチ代が上がっているにもかかわらず、賃上げはランチ代上昇に寄与していないということです。
 

ランチ代1000円は全体から見るとどうなのか