いらないテレビを処分する代わりに「無料」の張り紙を貼って道に出すのは違法? 廃棄の適切な手順や料金を解説
テレビは、「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」にしたがって、リサイクル料金を納めて正しく処分する必要があります。「無料」と偽ってあとから高額な請求をしてくる悪徳業者のトラブルも発生しているため、不用品回収業者の真偽は自分でしっかり見極めましょう。   今回は、いらないテレビを処分する方法や処分費用、家電リサイクル券の利用などについて紹介します。

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テレビは無料で処分できない

いらなくなったテレビは、家電リサイクル法に基づき、リサイクル料金を納めて回収する仕組みとなっています。
 
家電リサイクル法とは、家電製品4品目「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」を対象とした、廃棄物の減量と資源の有効利用を推進する法律です。テレビは、家電リサイクル法の対象品目に該当するため、正しい処分法で対応しましょう。
 
もし、無料の不用品回収のチラシなどがポストに入っていた場合には、「無料」という言葉にだまされないよう注意してください。
 

無許可の業者には要注意

テレビを処分する場合は、回収業者が「一般廃棄物処理業」の許可を得ているか確認しましょう。一般廃棄物処理業については、「廃棄物処理法」により、管轄する市町村長または都道府県知事などの許可を得なければならないとされています。
 
廃棄物の処分においては、不法投棄や不適正処理、不適正な管理による火災の事例もあり、不用品を無料回収するという悪徳業者のトラブルが発生しています。
 
以下のような回収業者を見かけたら、話に乗らないようにしてください。
 

● 大音量で巡回している
● 空き地で不用品を回収している
● 無料を偽るチラシを配布している

 

テレビを処分する費用