
▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
年齢別平均給与
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、30~34歳の平均年収は431万円でした。男性の平均給与額492万円を12で割ると41万円となり、単純にこの数字だけ見ると「年齢×1万円」よりも高いです。一方、女性の平均年収は345万円です。12で割ると28万円となり、「年齢×1万円」より低くなります。
つまり、実際の平均年収だけを見ると、月収は「年齢×1万円」より男性は高い、女性は低いという結果です。
職種・業種・働く地域によって平均年収は異なる
給与は、職種だけでなく、業種や働く地域によって差があります。たとえば、パイロットや医師といった職種は30代前半で年収が1千万円を超えることが珍しくありません。同じ職種、業種でも東京と地方では給与に差があることも珍しくありません。
その一方で、出産を機にキャリアが中断されてしまったり転職したりして年収が下がるケースもあります。そのため、一概に「年齢×1」が月収の平均とは言い切れません。
雇用形態や学歴でも平均年収は異なる
雇用形態によっても平均月収は異なります。一般的に正社員は高く、アルバイトや派遣社員は低いのが特徴です。また、アルバイトや派遣社員は何年働いても給与があまり上がらないのに対し、正社員は昇給しやすい傾向にあります。
このほか、大卒・高卒などの学歴でも平均年収は異なります。大学卒業しないと取得できない資格を持ち、専門的な仕事をしているほど給与は高くなりやすいでしょう。