私立大学への進学が決まり、一人暮らしを始める予定です。家賃を抜いた毎月の「生活費」は「5万円」で足りますか?
大学進学をきっかけに一人暮らしをする方は珍しくありません。とくに私立大学の場合には高額な学費に加えて生活費もかかるため、経済的な負担は悩ましいところです。   本記事では、私立大学で一人暮らしをする学生を想定し、家賃以外の生活費がいくらかかるかを解説します。また、生活費をおさえるポイントも解説しますので参考にしてください。

▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介

一人暮らしに必要な生活費は約12万7000円

2023年に全国大学生活協同組合連合会が実施した「第59回学生生活実態調査」によると、一人暮らしをしている大学生の生活費の平均は1ヶ月12万7500円でした。そのうち家賃の平均額は5万4310円となっており、家賃を引くと約7万3000円です。
 
この結果を見ると、5万円で家賃以外のすべてを賄うのは難しいといえます。また、生活費にかかる金額は地域によって差があります。特に、大都市は家賃だけでなく生活にかかる費用が高い傾向があるので、生活費も高くつきがちです。

 

家賃以外で多い支出

大学生で一人暮らしをする場合、家賃以外にも食費、生活用品、電気、ガスなどがかかります。なかでも食費の平均が2万5880円、教養娯楽費は1万2840円と生活費に占める割合が高いです。食費は物価高騰も相まって上昇しており、当分は下がりそうにもありません。
 
しかし、無理に食費を節約すると体調を崩したり、学業に支障が出たりするでしょう。初めての一人暮らしの場合は、加減がわからずに何事も無理をしてしまう可能性もあります。
 
子どもが初めての一人暮らしをする際、親も一緒に家計について考えてみる、食費だけは減らさないように保護者が大学生協のミールクーポンを購入しておくなど工夫するとよいでしょう。

 

大学生が生活費を節約するコツ