SNSで「電気代が高すぎるなら、大人しく払ってはいけない」という投稿を発見! 電気代が「異常」か判断するポイントとは? 電力会社に問い合わせるべき?
冬は電気代が高くなりがちですよね。暖房器具を使っていると一気に電気代が上がり「こんなに使ったっけ?」と驚く人もいるかもしれません。先日、SNSでは「高すぎると感じたら大人しく支払ってはいけない。みんなで電話をかけて調べてもらおう」という意見もみられました。   では、何円以上だと「異常なほど高い電気代」とされるのでしょうか。電力会社に電話することで何が変わるのかもあわせて解説します。

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電気代が急に高くなる要因

電気代が前月や前年に比べて「急に」高くなるのは、どのような要因があるのでしょうか。


・政府の補助額が縮小された
・秋から冬への電気量変化が激しい

2024年10月までは「酷暑乗り切り緊急支援」、2025年1月からは「電気・ガス料金負担軽減支援事業」として、政府から電気代の補助金が出ています。ただし、補助の額は減っているので、家庭で負担する金額は増えています。このため、「急に」増えたと感じるかもしれません。
 
総務省統計局の家計調査(家計収支編)によると、冬は1年で1番、電気使用量が多くなる季節です。電気使用量が多くなるのは、特に電力消費の激しいエアコンやヒーターなどの暖房器具を使う季節だからです。
 
寒冷地でオール電化の旧式住宅で蓄熱暖房機による暖房や電気温水器による給湯を使用する場合、1ヶ月の電気代が10万円を超えることがあります。
 
また、支払方法がクレジットカードなら、使用月から支払日までに間があるため、「急に」請求額が増えたと感じることもあるかもしれません。電力会社の検針日とクレジットカード会社の締め日などの都合で、2ヶ月分がまとめて請求されることも起こり得ます。
 

電気代のしくみ

そもそも、電気代はどのように決まるのでしょうか。