
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
要支援1で受けられるサービスも多い
要支援1は、要介護認定の中では比較的軽度の状態とされますが、それでも十分に支援を受けられる制度です。まず具体的にどのようなサービスがあるのかを以下に挙げてみます。
1.介護予防サービス
デイサービスや訪問介護で、リハビリや家事のサポートを受けられます。これにより、お父さまが今の生活を維持しながら、状態の悪化を予防できます。
2.福祉用具のレンタル
歩行器や手すりなど、移動をサポートするための用具が利用できる場合があります。
3.家族の負担軽減
お母さまの介護負担を軽くするための支援が期待できます。
具体例での費用比較
例えば、以下のようなサービスを利用したとします。
要支援1を取得した場合(1割負担)
デイサービス(月8回利用)
7000円 × 8回 = 5万6000円(総費用)
自己負担額(1割): 5600円
訪問介護(月8時間利用)
4500円 × 8時間 = 3万6000円(総費用)
自己負担額(1割): 3600円
合計(要支援1の場合の自己負担):
5600円 + 3600円 = 9200円/月
これに対して、同じサービスを利用した場合で見てみると、
要支援1を取得しない場合(全額自己負担)
デイサービス(月8回利用)
7000円 × 8回 = 5万6000円
訪問介護(月8時間利用)
4500円 × 8時間 = 3万6000円
合計(全額自己負担):
5万6000円 + 3万6000円 = 9万2000円/月
上記のように、大きな費用負担の差が出ます。