節約のため「便座の保温機能」を切ってしまう妻。寒いので「つけっぱなし」にしたいのですが、そんなに電気代がかかるのでしょうか?
寒くなり、トイレの保温機能を活用する人も増えてきたのではないでしょうか。節約したがる家族が、せっかくつけたトイレ便座の保温機能を切ってしまい、「そんなに電気代がかかるものなのか」と気になる人もいるかもしれません。   本記事ではトイレの便座保温機能を使用した際の電気代を1ヶ月、半年、年間と期間を分けて計算するとともに、トイレの電気代を抑えるコツについても解説します。

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トイレの便座の保温機能はどれくらい電気代がかかっているの?

便座の保温機能を使って消費する電気量は、メーカーや種類によって異なりますが、以下の前提をもとにして、大まかに計算します。


・消費電気量は経済産業省資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ」に記載されている、瞬間式電気便座における2022年の年間消費電力(節電機能を使用している場合)の平均値91キロワットアワーを使用

・電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す電力料金の目安単価、1キロワットアワーあたり税込31円として計算

便座の保温機能の電気代の計算式は「消費電力(キロワット)×時間(アワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で、これに数字を当てはめていきます。
 
暖房便座に使用される年間の電力量は91キロワットアワーであるため、1日単位に変換すると91(キロワットアワー)÷365(日)で約0.25キロワットアワーになります。
 
上記の計算式にのっとって1日の電気代を計算すると「約0.25キロワット×31円/キロワットアワー=約7.75円」つまり約8円となります。さらに計算していくと、1ヶ月(30日)で240円、半年で1440円、年間で2880円かかることになります。
 

便座の電気代を節約するためには?