「暖房」の設定温度を「24度から20度」に下げた場合の「節約効果」はどれくらい? 電気代の節約方法についても解説。
エアコンは部屋を暖めるための冬場の必需品という方もいますが「電気代が高くて困る」と悩む方もいるでしょう。高めの温度設定でつけっぱなしにしていると、どのくらいの電気代がかかるのか気になるところです。   そこでこの記事では、エアコンの設定温度を下げた場合にどの程度節約できるのか、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

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エアコンの温度を下げた場合の節約効果

結論からいうと、暖房の使用時にエアコンの温度を1度下げると、約10%の節約につながるとされているようです。ただし、冬場に温度を下げ過ぎると寒さで健康状態に悪影響を与える可能性もあるため、20度程度の温度設定が推奨されています。
 
エアコンの温度設定を、24度から20度にした場合の電気代を比較しましょう。暖房使用時の消費電力が915ワットのタイプで、電気代の単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを用います。
 
8時間使用した場合の電気代は、以下の通りです。
 
915ワット÷1000×8時間×31円/キロワットアワー=約227円
 
上記の設定温度が20度の場合、24度に変更すると単純計算で消費電力が約40%増加することになります。この場合、8時間の使用で電気代は約318円です。
 
暖房の設定温度を24度から20度に下げることで、1日あたり約91円の節約につながる可能性があります。1ヶ月に換算すると、約2730円の光熱費を削減できる場合があるということです。
 
ただし、メーカーや使用状況、電力会社のプランなどによって電気代は異なる可能性があるため、ここで紹介した額はあくまで目安としてください。
 

電気代の節約方法