「トラック運転手」はどのような「一日」を過ごすの? 「年収」についても教えて!
トラックの運転手は、物流を支える重要な仕事です。トラック運転手はどのような1日を過ごすのでしょうか。今回は、具体的にトラック運転手の1日と年収事情についてみていきたいと思います。

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トラック運転手の1日

トラック運転手の1日はどのように進むのか、気になる方もいるでしょう。ここでは、一般社団法人神奈川県トラック協会のホームページを参考に、トラック運転手の1日の流れを紹介します。トラック運転手の1日は表1の通りです。
 
表1

時間 スケジュール 内容
4:00 業務開始 アルコールチェック、点呼、車両点検などを実施
4:30 出発 エンジンを始動し、業務開始
5:00 荷積み作業 荷主のもとへ到着後、積み込む荷物を確認しながら作業開始
9:00 配送先へ到着・待機時間 配送先の混雑状況によっては、荷おろしの順番待ちが発生。待機時間を活用し、日報の記入や休憩、仮眠
11:00 荷おろし開始 指定された方法で荷物をおろす
12:00 昼食・休憩 次の業務に備え、しっかりと休息を取る
15:00 業務終了の準備 すべての配送を終え、帰社。トラックへ給油し、退勤前の点呼にて業務報告を行い、アルコールチェックを実施
15:30 退勤 業務を終え、帰宅

一般社団法人神奈川県トラック協会「1DAY DIARY トラックドライバーの1日に密着!」を基に筆者作成
 
トラック運転手の1日は早朝から始まるようです。昼食や休憩の時間が確保されているものの、全体的に見ると長時間の運転や作業が続くため、体力や集中力が求められる仕事であることが分かります。
 

トラック運転手の年収

公益財団法人全日本トラック協会が実施した2023年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態によると、令和5年5月から7月にかけてのトラック運送業の賃金実態は表2の通りです。
 
表2

職種 平均月収 年間賞与込みの月額
全職種 33万800円 37万2200円
男性運転者 34万5400円 38万円
女性運転者 29万2300円 31万7600円