マイホームの頭金は「1000万円」必要なの? 頭金なしで買う選択肢はあるのでしょうか?
マイホームの購入にかかる費用は、年収の倍以上することも珍しくありません。頭金としてまとまった費用がかかるとされていますが、そのようなお金を用意できない人もいるのではないでしょうか。   そこで、頭金なしでマイホームを購入できる選択肢があるのかどうか気になる人も多いかもしれません。頭金なしでマイホームを購入できる選択肢があるならば、理想的な物件に出会った際に意思決定がしやすくなるでしょう。   本記事では、マイホーム購入の自己資金比率がどのくらいなのか、頭金の平均価格相場などを解説します。その他にも記事内では、頭金なしのマイホーム購入についてまとめていきます。

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マイホーム購入の自己資金比率はどのくらい?

国土交通省住宅局の「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」によると、住宅ローンを有する世帯は注文住宅(新築)取得世帯が79.5%、分譲戸建住宅61.6%、分譲集合住宅54.8%となり、購入資金について図表1のように伝えています。
 
【図表1】

自己資金 自己資金比率 借入金
注文住宅
(土地を購入した新築世帯かつ土地購入資金も含まれる)
1080万円 19.5% 4447万円
分譲戸建住宅 1023万円 24.5% 3160万円
分譲集合住宅 1857万円 41.0% 2670万円
既存(中古)戸建住宅 1164万円 40.5% 1707万円
既存(中古)集合住宅 1132万円 42.7% 1516万円

※国土交通省住宅局「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」より筆者作成
 
図表1から、借入金が高ければ自己資金比率は低くなることが分かります。購入希望住宅の種類における自己資金比率を参考にして、事前に用意する費用を検討してみてもよいでしょう。

 

頭金の平均価格相場は物件価格の何%くらい?