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看護師と准看護師の違い
まずは、看護師と准看護師の違いについて見てみましょう。表1にそれぞれの特徴をまとめました。
表1
看護師 | 准看護師 | |
---|---|---|
最終学歴 | 高等学校卒業以上 | 中学卒業以上 |
資格取得までかかる年数 | 最短3年 | 最短2年 |
資格の発行者 | 厚生労働大臣 | 都道府県知事 |
職務内容の根拠法令 | 保助看法第5条 傷病者もしくは褥婦に対する療養上の世話または診療の補助を行う |
保助看法第6条 「医師・歯科医師または看護師の指示のもと」で、傷病者もしくは褥婦に対する療養上の世話または診療の補助を行う |
業務範囲 | 看護師と准看護師に「業務範囲」の差はない | |
自らの判断により、看護業務を行える | 自らの判断で看護業務を行えない | |
キャリアアップ | 保健師、助産師、特定看護師、専門看護師、認定看護師、診療看護師 | 看護師 |
出典:一般社団法人 日本准看護師連絡協議会「これから准看護師を目指す人」を基に筆者作成
看護師と准看護師の大きな違いは、資格の発行者です。看護師は国家資格ですが、准看護師は都道府県知事が認可する免許です。そのため、看護師は日本全国で働けますが、准看護師は資格を取得した都道府県でしか働けません。
また、准看護師から看護師へステップアップするには、一定の実務経験を経た後に看護師養成校に通う必要があります。看護師養成校卒業後、国家試験を受験し合格すると看護師として勤務可能です。