来月「3歳下の妹」が結婚することになりました。友人の結婚式なら「3万円程度のご祝儀」が一般的かと思いますが、「親族」の場合はいくら包むべきでしょうか?
少子化や晩婚化の影響により、日本の国内人口は中長期的に見て減少する傾向が続いており、それに伴って婚姻組数も減少を続け、結婚式を挙げるカップルも減少傾向にあります。   それでも株式会社マイナビや厚生労働省の調査によると、2023年に婚姻したカップルの数は47万4717組、そのうち結婚式を挙げたのは45.3パーセントとのことです。人生の大事なセレモニーとして結婚式を挙げるカップルは根強く存在するものと思われます。   結婚式で気になることの一つは、招待された時にご祝儀をどのくらい包むかということでしょう。親族だと多めに包むとも言われていますが、実態はどうなっているのでしょうか。本記事では親族のご祝儀について解説します。

▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?

兄弟姉妹へのご祝儀は「平均6万52円」

全日本冠婚葬祭互助協会が令和5年に実施した「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」によると、令和5年時点で兄弟姉妹へのご祝儀は平均で6万52円でした。
 
また、この調査によると、3万円と解答した人が27.1パーセントと最も多く、次いで5万円が26.2パーセント、10万円以上が23.5パーセントの順となっています。
 
ちなみに前回の調査(2017年)では、平均は5万4676円で、5万円と解答した人が38.4パーセントと最も多く、次いで10万円以上が22.7パーセント、3万円が22.1パーセントの順序になっています。
 

叔父叔母やその他の親戚の場合は高額なご祝儀を包むケースも

同調査によると、令和5年時点で新郎新婦の叔父・叔母からのご祝儀の平均は8万1629円でした。また、この調査によると、10万円以上と回答した人が43.8パーセントと最も多く、次いで5万円が35パーセント、3万円が12.9パーセントの順になっています。
 
一方で兄弟姉妹、叔父・叔母以外の親族からのご祝儀の平均は11万7568円でした。内訳をみると、10万円以上と解答した人が54.4パーセントと最も多く、次いで5万円が19.8パーセント、3万円が12.8パーセントの順になっています。
 

友人や職場の同僚・上司・部下へのご祝儀は「3万円」が一般的