ワンストップ特例の申請期限は、寄附をした翌年の1月10日までです。2024年のふるさと納税の期限は、すでに終了しています。もしも、ワンストップ特例の手続きを忘れてしまった場合は、確定申告を行いましょう。2024年分の確定申告は、2025年3月17日までとなっています。
さらに、3月17日までの確定申告の手続きも忘れてしまったという場合は、どうなるのか確認していきます。
まず、確定申告で手続きすべき処理が、ふるさと納税だけだった場合、特にペナルティが発生するわけではありません。ふるさと納税で受けられるはずの、税金の控除が受けられなくなる(自分が損をする)ことにはなりますが、法令違反をしているわけではありません。
ただし、年収が2000万円を超える方や、自営業の方など、確定申告をしなければならない人が、ふるさと納税を含めて確定申告を期限内に行わなかった場合、無申告課税などのペナルティが課せられてしまいます。
ふるさと納税を含めて、自分は確定申告が必要なのかをしっかり確認し、早めに手続きを行うことが大切です。また、確定申告の期限が過ぎてしまった場合でも、気づいた時点で速やかに確定申告の手続きを行いましょう。
ふるさと納税の寄附金控除については、5年間遡って、確定申告を行うことが可能です。期限切れでも、遅れて確定申告を行えば、税金が還付される可能性が高いでしょう。
まとめ
ふるさと納税を行った場合、寄附金控除を受けなければ、大きな損をしてしまいます。今回ご紹介した内容を参考にしながら、ワンストップ特例を利用していない方は、期日までに確定申告を行い、寄附金控除の手続きを行いましょう。
出典
国税庁 令和6年分確定申告特集 ふるさと納税をされた方へ
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者