子どもが幼いうちから海外へ移住すると、日本語よりも先に現地の言葉を覚える可能性があります。移住してからずっと現地で暮らすのであれば問題はありませんが、いずれ日本へ戻ることを想定している場合、日本語が話せない、という言葉の壁にぶつかるでしょう。
 
特に、日本語は漢字とひらがなとカタカナという3種類の文字が組み合わさっており、慣れていなければ、読むのも難しいケースがあります。日本に帰国する予定があるなら、移住先に行っても家庭内で積極的に日本語に触れる機会を作っておきましょう。
 
また、海外生活の方が長いと、日本へ戻ったときに日本人の考え方や雰囲気についていけなくなる可能性もあります。現地出身の人々だけでなく、日本人とも触れ合える環境を整えるとよいでしょう。
 

海外移住するときに確認しておきたいこと

海外移住をするときは、現地の環境が自身や家族の体に合うかを確認しておきましょう。また、現地の治安も重要なチェックポイントです。日本より治安が悪い場合は、事件や事故に巻き込まれないよう対策が必要です。
 
ほかにも、物価水準も調べておきましょう。初期費用が工面できても、生活していくうえで現地での買い物は必須です。物価が想定より高かった場合、生活が苦しくなる可能性があります。仕事も現地で就労するときは、仕事に就きやすいかもチェックしておきましょう。
 

必要な年収は移住する場所によって異なる

教育移住とは、子どもの将来のために海外などへ移住することです。必要な収入は、移住する地域や期間、住居の立地など、さまざまな要因で変動します。いくらくらいあればよいか分からないときは、実際に移住予定先へ移住した経験のある方などに、アドバイスを聞くとよいでしょう。
 
実際に移住するときには、環境に問題はないか、治安のよしあしや子どもは過ごしやすいかなどをチェックしておきましょう。生活水準が自身の収入と合っているかも重要な確認項目です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー