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20代後半からでも看護師になれる? 具体的な方法を解説
20代後半からでも看護師になることは十分に可能です。日本看護学校協議会の調査によると、2012年の看護師養成所(3年課程)における社会人経験者の割合は23.7%であり、看護師の4人に1人程度が社会人経験者です。また、厚生労働省の調査では、2022年度における3年制看護師養成施設への入学者のうち、25歳以上の割合は約10.85%でした。
看護師になるための具体的な方法としては、以下のようなルートがあります。
① 看護専門学校または看護短期大学への進学
高校卒業以上の学歴があれば、3年制の看護専門学校や看護短期大学に進学することができます。これらの学校は全日制が多いため、働きながら学ぶことは難しいですが、最短で正看護師を目指せるルートです。
② 社会人入試制度の利用
一部の看護学校では社会人入試制度を設けています。この制度は一般入試に比べて受験科目が少ないなどの特徴があり、社会人が看護師を目指すハードルを下げています。大学または短大卒業者の場合、この制度を利用すれば最短2年で看護師を目指すことも可能です。
③ 准看護師からのステップアップ
働きながら看護師を目指したい場合、まず准看護師の資格を取得し、その後看護師を目指すルートもあります。准看護師の養成所には週3回程度の全日制や半日制の学校もあるため、働きながら通学できます。
いずれのルートを選んでも、最終的には看護師国家試験に合格する必要があります。看護師の中には社会人経験がある人も多く、給付金などの支援もあるため、20代後半からでも十分に看護師を目指すことができます。自分のライフスタイルや経済状況に合わせて、最適なルートを選択することが重要です。