4月から新社会人になる息子。実家に住む予定なのですが、どのくらいお金を入れてもらうべきでしょうか?
住んでいる地域によっては社会人になっても、実家から会社に通勤する方も珍しくありません。学生時代には親が生活費を全額負担していても、社会人になれば給与の一部を家に入れる計画を立てている方も多いでしょう。   本記事では、新社会人が家に入れるお金の目安について解説します。同じ社会人でも、給与の額は人によって異なります。平均や目安を知っておけば、家族との話し合いもスムーズに進みやすいでしょう。

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毎月家に入れるお金の平均は5万4009円

株式会社モデル百貨が2023年に実施したアンケート調査「独身実家暮らしのお金事情について」(調査対象:実家暮らしの社会人(独身) 1000人)によると、実家暮らしで家にお金を入れている人は61%、入れていない人は39%でした。
 
一方、実家にお金を入れている場合、20〜50代の全年代平均は5万4009円でした。「思ったよりも多い」と驚く方もいるでしょう。

 

20代の平均は3万3232円

同アンケート調査によると、実家に入れているお金の年代別平均は、以下のとおりでした。
 

・20代:3万3232円
・30代:4万1750円
・40代:5万9131円
・50代:7万5473円

 
20代で実家暮らしの場合、家に入れる額の平均は3万3232円という結果です。年齢が上がり、給与が高くなるほど家に入れるお金も多くなる傾向があります。
 
一方、2024年9月に国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によると、20~24歳の平均年収は267万円、25歳~29歳の平均年収は394万円でした。
 
4年制の大学を卒業して就職した場合、平均年収を単純に12で割ると、月収の1割5分程度を家に入れている計算です。1人暮らしをするよりかなり出費をおさえられます。
 
また、同アンケート調査によると、1人暮らしより実家暮らしのほうが平均6万2641円お金を節約できるとの結果も得られています。その金額を貯金に任せれば、将来への備えになるでしょう。
 
年収は年々増えていく企業もあるので、昇給したら家計を見直すといったルールを定めると、家族も子どもも納得しやすいかもしれません。