ETCがない「有料道路」の料金所で大渋滞…先頭には小銭を拾えず慌てる運転者の姿が…!「現金払い」の料金所での注意点にはどのようなものがありますか?
有料道路のETC化が進み、ノンストップで通行料金を精算できるようになってきています。しかし、中にはまだETC化されていないところもあり、途中の料金所でお金を支払わなければならない場合もあるようです。   料金所での支払いに手こずって渋滞を作ってしまうこともあるため、過剰に慌ててしまう人もいるかもしれません。   本記事では、有料道路の料金所での支払い方法を始め、支払いの際の注意点や現金以外の支払い方法について詳しくご紹介します。

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有料道路の料金所での支払い方法は?

有料道路の料金所では、係員に直接支払う方法と、自動精算機を利用する方法があります。いずれの場合であっても、安全に料金所を通行するために守らなければならない以下のような事項が首都高速道路営業規則で定められているので、確認しておきましょう。

●当社(首都高速道路株式会社)が進入を指定した車線ごとに一列に並び、他の通行車両と並進しないこと
●前車の追い抜きや割り込みをしないこと
●当社の係員の緊急の指示等によって安全に停車できる速度を超過しないこと
●前車と十分な車間距離を保持すること
など

また、精算機での支払いの場合は音声案内が流れるので、その内容に従って支払いを済ませましょう。料金統一制の道路の場合は現金を機械に投入し、領収書が必要な場合は「領収書ボタン」を押します。出口精算方式の場合は先に通行券を機械に挿入してから支払いましょう。
 
支払い後は前方の開閉レバーが開いたことを確認してから発進します。
 

料金所でお金を支払う際の注意点

ETCではなく現金で料金を支払う場合、今回の事例のように「小銭を落として慌てている運転手がいる」というような事態が発生することもあるでしょう。
 
できるだけスムーズに支払いができるよう、1000円札や小銭などをあらかじめ用意しておき、お釣りがあまり出ないようにすることをおすすめします。また、自動精算機では1円硬貨と5円硬貨は使用できないため、注意が必要です。
 
参考までに、首都高での現金車の基本料金を表1にまとめました。
 
表1

車種区分 基本料金
軽・二輪 1590円
普通車 1950円
中型車 2310円
大型車 3110円
特大車 5080円