
▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
日本の社会保険
社会保険には以下の5つの種類があり、全ての国民に加入が義務付けられています。
●医療保険(健康保険)
●厚生年金保険
●介護保険
●労働者災害補償保険
●雇用保険
このうち、「労働者災害補償保険」と「雇用保険」は労働保険と呼び、「厚生年金保険」「医療保険」「介護保険」は狭義の社会保険といいます。これら5つを総称して、広義の社会保険と呼びます。
社会保険制度は、原則として被保険者が所得に応じた保険料を支払い、企業も保険料を負担します。
さらに、国や地方公共団体も一定の割合を負担することで成り立ち、国民に一定水準の生活を保障しています。社会保険の概要は以下のとおりです。
1.医療保険
病気やけが、出産時の医療費をカバーする保険です。会社員や公務員が加入し、保険料は従業員と事業主が分担して支払います。個人の自己負担の比率は、原則として医療費の30%です。
2.厚生年金保険
老齢、障害、死亡に備える年金制度です。会社員や公務員が加入し、定年後や障害を負った際に年金が支給されます。保険料は従業員と事業主が半分ずつ負担します。
3.雇用保険
失業した際に一定期間、失業手当を受け取ることができる保険です。従業員が加入し、失業中や育児・介護休業を取る際にも給付があります。