24時間換気システムと加湿器を併用したときにかかる電気代を見ていきましょう。電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×電力単価(円/キロワットアワー)」で求められます。また、電力単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた目安単価31円/キロワットアワーを使用します。
 
某不動産会社が使用している24時間換気システムの消費電力は、1ワット~85ワットのようです。ここでは最大値の85ワットを想定して計算してみましょう。24時間換気システムにかかる電気代は1日で、0.085キロワット×24時間×31円/キロワットアワー=63.24円と分かります。
 
加湿器は日中の8時間のみ使用する想定で計算します。某メーカーの加湿器の消費電力は中の場合、8ワットでした。この場合の電気代を計算すると、0.008キロワット×8時間×31円/キロワットアワー=1.984円となります。
 
24時間換気システムと加湿器を使用すると、1日で65.224円の電気代がかかることが分かります。使用している製品や電気の契約プランによって金額は変動するため、参考程度にしておきましょう。
 

24時間換気システムをつけていると冬は乾燥しやすいが、止めない方がいい

24時間換気システムは、家の中の空気をきれいな状態に保ってくれ、健康や住宅の寿命を守るために重要な役割を果たします。外の空気を取り込むため、冬場は乾燥しやすくなりますが止めるのは避けた方がいいでしょう。
 
乾燥を感じたら加湿器を併用するのをおすすめします。加湿器がない場合は、水の入ったコップを置いたり、ぬれたタオルを干したりするのも乾燥対策になります。快適な住環境のために、適切な換気と湿度管理を心がけましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 ・よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー