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東日本旅客鉄道株式会社は「運賃改定の申請について」を発表
東日本旅客鉄道株式会社は2024年12月6日付のプレスリリースで、
・運賃体系の整理(運賃計算上の「電車特例区間」と「山手線内」を「幹線」に統合)
・全エリアでの運賃値上げ
・通学定期旅客運賃は幹線・地方交通線では据え置き(今回、幹線に統合される電車特定区間と山手線内は値上げ)
という3点を柱とする、運賃改定の申請を行うと発表しました。
鉄道運賃の計算は、距離に比例した各社の運賃表に基づいて行われます。しかし、東日本旅客鉄道の場合、旧国鉄以来の幹線、地方交通線に加えて「東京電車区間」・「山手線内」という大都市部を中心に需要が大きく他の鉄道事業者と競合している区間に設けられた割安な運賃上の特例区分がありました。
しかし、今回の改定で、その「東京電車区間」「山手線内」が「幹線」に統合されます。
値上げ率は全体で、普通運賃 7.8パーセント、通勤定期 12.0パーセント、通学定期 4.9パーセントとなり、「山手線内」の初乗りIC運賃の場合、+9円の155円に値上げされます。
本記事タイトルにある品川~五反田間の場合、現行のIC運賃で146円、通勤定期は、「1ヶ月:4280円」、「3ヶ月:1万2210円」、「6ヶ月:2万660円」です。
品川〜五反田間は「山手線内」に含まれているため、22.9パーセントの値上げ率が適用され、「1ヶ月:5260円(980円の値上げ)」、「3ヶ月:1万5006円(2796円の値上げ)」、「6ヶ月:2万5391円(4731円の値上げ)」となり、大幅な負担増となる可能性があります。