40代の息子は警備員の「アルバイト」をしています。同年代で正社員ではない人は多いのでしょうか?
40代で働いている方のなかには、非正規雇用としてアルバイトやパートで働いている方も少なくありません。40代でアルバイト勤務をしている子どもの収入が気になる場合は、平均収入を参考にするとよいでしょう。   今回は、40代でアルバイトやパート勤務をしている方の人数や、警備員の仕事内容、平均収入などについてご紹介します。

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40代で非正規雇用の方はどれくらいいる?

総務省統計局の「労働力調査」によると、令和6年時点で40~44歳の就業人口は670万人、45~49歳の就業人口は778万人の合計1448万人です。そのうち、非正規雇用の方は40~44歳が163万人、45~49歳は197万人で合計360万人でした。就業人口のうち約25%の方は、非正規雇用で働いていることになります。
 
また、同調査によると、非正規雇用の内訳は以下の通りです。

40~44歳

・パート・アルバイト:119万人
 
・労働者派遣事業所の派遣社員:16万人
 
・契約社員:20万人
 
・嘱託:3万人
 
・その他:5万人

45~49歳

・パート・アルバイト:145万人
 
・労働者派遣事業所の派遣社員:19万人
 
・契約社員:23万人
 
・嘱託:4万人
 
・その他:6万人

40代前半と後半ともに、非正規雇用はパートやアルバイトが最も多い結果となりました。もし40代で非正規雇用の場合、アルバイトとして働いている方は珍しくないといえるでしょう。
 

警備員の仕事内容

警備員といっても、仕事内容はさまざまです。一般社団法人東京都警備業協会によると、警備は以下7種類に分けられます。

・施設警備:公共施設やオフィスビルなどで巡回や受付、案内、入退管理などを行う
 
・機械警備:施設のセキュリティシステムの異常が出たときに出動する
 
・雑踏警備:大規模なスポーツ大会やお祭りなどの会場で、事故が発生しないようにする
 
・交通誘導:ショッピングモールや工事現場、高速道路などでドライバーや歩行者が事故を起こさないように誘導する
 
・貴重品運搬:貴重品が盗難などの被害に遭わないよう注意を払いながら運搬する
 
・身辺警備:対象者の要望に沿った警備を行う、いわゆるボディーガード
 
・その他の警備:プールの監視業務や万引き警戒業務など