
がん検診は主に5種類
日本医師会によると、日本の対策型検診のがん検診は主に5種類あり、がん死亡率の減少を目指して実施されています。有効性が確立された検診方法を用いており、国が公的な予防対策として位置づけています。
そのため、費用は無料または少額の自己負担で済むことが一般的です。検診は、市区町村によって実施されるほか、職域や医療保険者などの保健事業として行われることもあります。
市区町村で実施されるがん検診では、がん検診の専門家やがん医療の専門家が集まった「がん検診事業の評価に関する委員会」が、正式なデータをもとに対象となるがんの種類や検診方法、対象者の範囲について検討を行います。その後、結果をもとに検診が提供されているのです。
検診にかかる費用
ここでは、がん検診にかかるおよその費用を把握するために、検診センターで実施されているがん検診費用を図表1にまとめて紹介します。
図表1
検診コース | 男性 | 女性 |
---|---|---|
総合検診 | 12万4800円 | 15万7800円 |
総合検診+PET/CT | 23万4800円 | 26万7800円 |
消化管がん | 7万9200円 | 7万9200円 |
上部内視鏡 | 4万6200円 | 4万6200円 |
大腸がんCT | 5万7200円 | 5万7200円 |
PET/CT | 14万800円 | 14万800円 |
PET/MRI | 15万8000円 | 15万8000円 |
肺がん | 3万9400円 | 3万9400円 |
乳がん | - | 3万1200円 |
子宮がん | - | 4万700円 |