大企業の2024年冬のボーナスが平均「92万5000円」だったというニュースを見ました。中小企業の「冬のボーナス」はどのくらいだったのでしょうか?
社会人にとって冬の楽しみの一つに、ボーナスを挙げる人もいるでしょう。そこで気になるのが、中小企業の冬のボーナス支給額です。 本記事では、中小企業のボーナスがいくらであるかを紹介するとともに、ボーナスの決め方などを解説します。

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大企業の冬のボーナスが92万円を超える

経団連が発表した2024年冬のボーナス妥結結果によると、大手企業の平均額は92万5500円を超え、昨年と比べると2%以上の増加となりました。3年連続で平均額が上昇し、90万円台を維持したのは2年連続です。1981年以降で過去3番目に高い水準となり、景気の回復を感じさせる結果となっています。
 

中小企業の冬のボーナスはいくら?

株式会社フリーウェイジャパン(東京都中央区)が実施した「冬のボーナスに関するアンケート」(調査期間:2024年9月、調査対象:中小企業、零細企業の従業員・代表取締役、個人事業主223人)によると、中小企業の冬の賞与額と割合は、図表1の通りです。
 
図表1

150万円以上 5.0%
100万~150万円未満 10.3%
90万~100万円未満 2.6%
80万~90万円未満 2.6%
70万~80万円未満 5.1%
60万~70万円未満 2.6%
50万~60万円未満 12.8%
40万~50万円未満 5.1%
30万~40万円未満 15.4%
20万~30万円未満 7.7%
10万~20万円未満 23.1%
10万円未満 7.7%

出典:フリーウェイジャパン調べ「冬のボーナスに関するアンケート」より筆者作成
 
最も多い回答は「10万円~20万円未満」で全体の23.1%を占め、次いで「30万円~40万円未満」が15.4%、「50万円~60万円未満」が12.8%と続きました。回答者全体の平均ボーナス額は約51万2000円となっており、大企業の92万円超えの平均額と比較するとその差は顕著です。
 
中小企業では、業績や企業規模、業種によってボーナス支給額が大きく異なるため、自身の勤務先にあわせて期待値を調整する必要があるでしょう。
 

ボーナスの決め方とは