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冬の暖房温度を1度下げると消費電力を約10%削減できる
環境省は、地球温暖化対策の一環として、冬の暖房時に室温を20度を目安に設定する「ウォームビズ(WARM BIZ)」を推奨しています。この取り組みでは、暖房時の温度を1度低くすることで、約10%の消費電力を削減できるとされています。
ウォームビズは、暖房のエネルギー使用量を減らし、CO2の排出を抑えることで、地球温暖化を防ぐことを目指しているのです。冷暖房の省エネ効果は、夏よりも冬の方が大きいことをご存じの方もいるでしょう。
冬の暖房時に温度設定を少し下げることで、CO2排出量の削減とともに、電気代の節約にもつながります。
暖房設定温度の違いでどれだけ電気代が変わる?
設定温度22度のときの消費電力と電気代を計算します。
●消費電力:500W(0.5kW)
●電力料金目安単価:31円/kWh
1時間あたりの電気代は: 0.5kW×31円/kWh=15.5円
次に、設定温度を1度上げると消費電力が約10%増えると仮定します。
設定温度23度の場合の消費電力と電気代
消費電力:500W×1.1=550W(0.55kW)
1時間あたりの電気代: 0.55kW×31円/kWh=17.05円
設定温度24度の場合の消費電力と電気代
消費電力:550W×1.1 605W(0.605kW)
1時間あたりの電気代: 0.605kW×31円/kWh=18.76円
設定温度25度の場合の消費電力と電気代
消費電力:605W×1.1=665.5W(0.6655kW)
1時間あたりの電気代: 0.6655kW×31円/kWh=20.63円