給湯器が故障した場合、修理費用はどのくらい? 大家に相談したら無料で取り替えてもらえる?
消費者庁が公表した過去のデータによると、賃貸住宅に備え付けられている設備や機器において、生命身体に危害を及ぼす不具合が多数報告されています。そして、そのうちの2割程度がオーナーに対して修繕を求めたものの対応してもらえなかったというデータが残っています。   住宅の設備のなかでも欠かせない「給湯器」が故障した場合、オーナーに修理費用を請求できるのでしょうか? 本記事では、賃貸住宅で給湯器が故障した際の修理費用を、オーナーと入居者のどちらが負担すべきかを分かりやすく解説します。

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設備の修繕はオーナー・管理会社の義務

結論からいうと、賃貸物件における設備の修理費用が発生した場合は、物件のオーナーが対応しなければなりません。
 
オーナーは、入居者に貸し出している物件を通常通り使用できる状態を維持させる「修繕義務」を担っています。つまり、賃貸物件の所有者であるオーナー、もしくは物件の管理会社が給湯器の修理費用を負担することになります。
 
ただし、入居者が意図的に給湯器を故障させた場合や、給湯器を設備としない契約のもとで故障した場合、自然災害によって給湯器が故障した場合、そして入居者自身で勝手に修理依頼をした場合などは、入居者自身で給湯器の修繕や修理費用を負担しなければならないケースもあるため注意してください。
 

賃貸物件の給湯器が故障した際の連絡先

賃貸物件の給湯器が故障した際は、まずは管理会社、もしくはオーナーに連絡しましょう。連絡する際は、給湯器が故障した旨を説明するのに加えて、給湯器の品番や破損している箇所やエラーコードなどを伝えておくと、スムーズに対応してもらえます。
 
管理会社やオーナーに連絡がつかない場合は、賃貸契約を締結した不動産会社に連絡するのも一つの方法です。必要な連絡先を教えてもらえたり、そのまま修理依頼をしてもらえたりするケースもあります。
 

賃貸物件の給湯器が故障した際の対処法