生涯独身で過ごすことを決めている場合、老後資金は非常に重要なテーマです。
今回の事例では現在手元に500万円の貯蓄があるということなので、65歳までに資産運用などを行って少なくともあと608万円を準備し、その後30年間の老後資金として1108万円以上の貯蓄を目指すとよいでしょう。この金額は、平均的な収支の不足分をカバーするために必要な目安となります。
老後に向けての準備は早期に始め、貯蓄や投資、保険などをバランス良く活用することが大切です。
出典
総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4> 65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯) 図2 65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支-2023年- (18ページ)
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成19年以降) 各種分類別データ(令和5年) 統計表の番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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