東海道線の「グリーン車」に乗っていたところ、戸塚で横須賀・総武線快速に「乗り継ぎ」になりました。津田沼まで行きたいのですが、引き続き「グリーン車」に乗ることはできますか?
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の首都圏エリアの主要な路線では、乗車券だけで利用できる普通(快速)列車にグリーン車が連結されています。長距離の移動時や「ちょっと疲れたな」というときに、リクライニングシートでゆっくり移動できるのがグリーン車の利点です。   快適なグリーン車ですが、異なる路線を乗り継いだ際に引き続きグリーン車に乗車できるのか、気になる方もいるかもしれません。そこで、当記事では路線を「乗り継ぎ」になった場合、継続してグリーン車に乗ることができるのかどうかについて、詳しく解説します。

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JR東日本首都圏エリアの普通列車グリーン車とは?

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の首都圏エリアでは、2025年2月時点で東海道線、横須賀・総武線快速、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線の各路線で、普通(快速)列車にグリーン車が連結されています。
 
2025年3月には、中央線快速・青梅線でグリーン車サービスがスタートすることも大きな話題となりました。グリーン車は通常の運賃のほかに、グリーン料金を支払うことで利用が可能です。
 

グリーン券は購入方法によって料金が異なる

グリーン車を利用するには、乗車券・定期券のほかにグリーン券が必要です。購入方法は基本的に、モバイルSuicaやカードタイプのSuicaなどにグリーン券情報を記録して購入する方法か、駅の券売機などで紙のグリーン券を購入する方法かの、いずれかとなります。
 
普通列車グリーン券は、購入方法と乗車距離によって料金が変わる仕組みになっており、営業キロあたりのグリーン料金は表1のとおりです。
 
表1

営業キロ Suicaグリーン料金 通常料金
50キロメートルまで 750円 1010円
100キロメートルまで 1000円 1260円
101キロメートル以上 1550円 1810円